Dr. Steve Rich
ログイン
← すべての記事

リアリティ・スーパーマーケット:なぜあなたは古びたパンを買い続けるのか

リアリティ・スーパーマーケット:なぜあなたは古びたパンを買い続けるのか

あなたは「バリアントの空間」の無限の通路を彷徨いながら、未だにワゴンセールの残り物を選んでいる。苦労することなく、カートの中身をアップグレードする時だ。

現在のセクターに響く蛍光灯のハミング

頭上で照明がジーと鳴っている。歯の奥が浮くような、低く合成されたうなり。あなたはカートを押す。右前の車輪が激しくガタつき、あなたをワゴンセールの通路へと引き寄せる。まただ。

あなたは足を止める。袋に入った「悲しみの塊」のようなパンを見つめる。消費期限:昨日。

あなたはそれをカートに放り込む。

なぜか?

安かったからだ。いつもそれを買っているからだ。そして、あなたの精神の静かで埃っぽい片隅で、ガラスのケースに入った焼きたての職人仕込みのサワードウは、自分以外の「他の誰か」のためのものだと思い込んでいるからだ。もっと優れた人々。ショッピングカートがキーキー鳴ったりしない人々のためのものだと。

リアリティ・スーパーマーケットへようこそ。

ヴァジム・ゼランドはこれを「バリアントの空間」と呼んでいる。現実のあらゆる可能性を内包した、無限で境界のないグリッド。過去、現在、未来。物乞いと億万長者。パサパサのパン屑と、バターたっぷりの温かいご馳走。それらはすべて今、この瞬間に存在する。同時にだ。

そしてあなたは? あなたはただ通路を歩いているだけだ。しかし、あなたは全く同じゴミを買い続けている。

その理由を話そう。


振り子(ペンデュラム)のミューザック

あなたが意識的にワゴンセールの通路を選んだわけではない。そこへ引きずり込まれたのだ。

店内のスピーカーから流れる音楽を聴いてみろ。それはただのエレベーター・ジャズではない。放送なのだ。『経済が崩壊する。お前の努力が足りない。醜い顔を直すためにこのミラクルクリームを買え。敵か味方か選べ。怒れ。他の客と戦え。』

これらが**「振り子(ペンデュラム)」**だ。

人間の思考構造によって作り出された、目に見えないエネルギーの寄生体。それらはあなたの感情の周波数を餌にする。彼らはあなたが自分たちを愛そうが憎もうが構わない。熱狂的な信奉も激しい敵対も、振り子にとっては全く同じ味なのだ。それはただ、あなたの注意を欲しているだけだ。

あなたが罠にかかると、あなたの周波数は振り子の周波数と一致する。ドラマや怒り、人工的な欠乏感といった派手な赤い値引き札に催眠術をかけられる。振り子はあなたのカートの前部を掴み、あなたが逃げ出したいと主張している人生へと、あなたを真っ直ぐ引き戻すのだ。

「望みのために戦う必要はない。ただ、それを選べばいいのだ。」

しかし、あなたは戦っている。汗を流し、指の関節が白くなるほどハンドルを握りしめている。

内的意図の罠

最後に目標を力ずくで実現しようとした時のことを思い出してほしい。あなたは踏ん張り、歯を食いしばり、がむしゃらに働いた。現実に宣戦布告をしたのだ。

トランサーフィンでは、これを「内的意図」と呼ぶ。通路の真ん中で、自分自身の手でパンを焼き、小麦粉を挽き、オーブンを作らなければならないという頑固な主張だ。

それは消耗するだけで、滅多にうまくいかない。

目標をそれほど強く握りしめると、膨大な**「過剰ポテンシャル」**を生み出してしまう。あなたは宇宙に向かってこう言っているのだ。『これは信じられないほど重要だ。これが手に入らなければ、私は死んでしまう。』

自然は過剰ポテンシャルを嫌う。平衡(バランス)を求めるのだ。だから宇宙は、あなたを叩きのめすために**「平衡力」**を送り込む。突然の請求書。不採用の通知。獲物に手を伸ばそうとした瞬間に足を滑らせる、文字通りの「床濡れ注意」の看板。

あなたが獲物の「重要性」を高めれば、棚は瞬時に手が届かないほど高くなる。

外的意図で手を伸ばす

巻き戻してみよう。店の入り口に戻るのだ。

「外的意図」はそれとは違う。それは肩をすくめるようなものだ。冷静で、超然とした「確信」だ。

あなたはベーカリーを建てたりしない。レジ係と交渉もしない。古びたパンが古びていることに向かって叫んだりもしない。ただ、その横を通り過ぎるだけだ。

努力抜きの意図。

あなたはただ手を伸ばし、棚から焼きたてのパンを取り、バスケットに入れる。郵便物を受け取る時と全く同じ、感情的なニュートラルさでそれを行うのだ。

郵便受けから手紙を取り出す時にパニックを起こすか? 宇宙に封筒を持たせてくれと乞いながら、一日に3時間も郵便を受け取る様子を視覚化するか? いや、しない。ただ箱を開けて取るだけだ。それはあなたのものだからだ。

それが外的意図の周波数だ。

重要性という値札を捨てる

外的意図を使うには、「重要性」という概念を完全に粉砕しなければならない。

ガラスのショーケースに向かってよだれを垂らすのはやめろ。自分が望む人生を、手の届かない贅沢品のように扱うのをやめるのだ。

ベーカリー・コーナーの隠された価格は? ゼロ円だ。通貨は努力ではない。通貨は「選択」することだ。

  • 目標の重要性を下げる。
  • 失敗という現実的な可能性を受け入れる(最悪のシナリオと和解する)。
  • 足を動かし、そのアイテムを取る。

宇宙が自分に屈するかどうかなんて知ったことかと思えた時、平衡力は霧散する。見えないガラスの障壁は砕け散るのだ。

ターゲット・スライドを走らせる

新しいリストが必要だ。しかし、紙に書いたものではない。感覚的なものだ。

**「ターゲット・スライド」**は白昼夢ではない。白昼夢は客観的なものだ。映画のスクリーンの中でパンを食べている自分を眺める。そんなものは無意味だ。目標を未来に留めておくだけだ。

スライドの「中」に足を踏み入れろ。

手のひらにパンの耳の熱さを感じろ。それを引きちぎる時の鋭い音を聴け。真ん中でとろける、理不尽なほど濃厚な有塩バターを味わえ。噛み締めろ。飲み込め。

これを毎日行う。飢えた獣のような必死さではなく、すでにその店を所有している者のような、リラックスした親しみを持って行うのだ。あなたは、すでに自分の持ち物である何かを単に思い出しているだけなのだ。

やがて、あなたの内部周波数は、そのスライドが物理的な現実である「バリアントの空間」のセクターと同調する。移行はシームレスに行われる。

フレイリングの技術

通路を移動している間、他の客にも注意を払え。

自分のカートを他人のカートにぶつけるのはやめるんだ。**「フレイリング」**を使え。

「彼ら」が何を望んでいるかにチューニングを合わせるのだ。誰もが認められたい、安心したい、重要でありたいと必死になって歩き回っている。あなたの外的意図を彼らの内的意図に合わせる時、つまり彼らがパンを手に入れるのを助ける時、あなたの道は自動的に開かれる。マネージャーはあなたのためだけに新しいレジを開けるだろう。

現実が軟化するのだ。


あなたは永遠という名の無限のメガマートの中に立っている。あらゆる喜び、あらゆる災難、あらゆる平凡な火曜日が棚に並び、買い手を待っている。

宇宙はあなたの選択を裁かない。あなたがキャビアをむさぼり食おうが、埃を喉に詰まらせようが知ったことではない。ただ、あなたがベルトコンベアに乗せたもののレシートを渡すだけだ。

だから、自分の手元を見ろ。

カートを握りしめる死のグリップを緩めろ。ワゴンセールのカゴに背を向けろ。

7番通路が、あなたを待っている。